R6.5ゴールデンウィークに工場の屋上FRP防水改修工事を行いました。
大面積の屋上でFRPが採用されるのは件数としてはあまり多くはありません。ではなぜ今回FRPが採用されたかというと元々の防水層がFRPで3期工事に分けて改修するため、既存防水層とのつなぎが同じFRPの方がいいだろうとの判断でFRPになったそうです。
既存のFRP層はかなり浮きがあり水も中に入っていました。当初は全体の20%程度を撤去する予定でしたが、撤去しだすとほぼ床面は全面撤去となってしまいました。撤去及び下地研磨にかなりの時間がかかりましたが、なんとか工期内にきれいに仕上ることができました!
着工前
下地撤去・研磨・プライマー・樹脂下塗り
FRPライニング・表面調整
完成
四角に見切ってある部分は、このあと架台を置いて鉄骨で枠を組んで室外機を設置するそうです。
FRPは大規模防水には向かないというのが一般論ではありますが、確かに下地に継ぎ目があったり動きがあると割れやすい欠点はあります。しかし今回はRCで動きもほぼ無いため、研磨して目荒らしする事と、プライマーからライニングまでの間隔を空けすぎない事でしっかりした防水層を形成することができます。FRP防水ではリスクが高く他の工法がいい場合は説明してお断りさせて頂く事もありますが、お困りの際は是非一度ご相談下さい!
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